小学校であったことをまくしたてている1号を遮って2号だって話したい。
まぁまて。お兄ちゃんの話が終わってからな。
別に2号を分け隔てしているわけではない。話題の順番ってこと。
適当なところで話し足りない1号の話を無理やり区切りをつけて、今度は2号の話。
「あのねー。おならび順が決まったの。ぼくは…一番後ろ!」
…ほぉ。先日の身体測定の結果が出たんだね。そうか。一番クラスで背が高いのか。
そういや11月生まれと月齢が幼いくせに、4歳児2号はすでに111センチ以上ある。
年少ではそれでも2号よりも背が高い子が2人はいたのだが。
なぜか2号は不満そうにしながら
「それでも、ぼくはみんなを守る立場なんだよね…?」
んぷぷぷ。1号の登校班などで、しんがりを務めるのは5,6年生の副班長だったり、その時付き添っている大人だったりしているのを見ているからか。
幼稚園の園庭やホールで集まるときの順番に「しんがりを守る」もないだろうに。
─ 2号。一番でかいんかぁ。お誕生日早い方じゃないのにすごいなぁ。
かあちゃんはさー。幼稚園の朝礼とか見に行った時に、2号が一番後ろだと、一番に見つけられて嬉しいよ〜。
てなことを言うとにやり、と笑って抱っこされに来た。ええぃ。ご飯中だろうがっ。
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