さて、子ども達はさっきの騒ぎで二人とも完全に目が覚めてしまったらしい。
あとせめて30分、と寝なおしにいった私を尻目に、二人で子ども部屋でゴソゴソぺちゃくちゃ喋っては笑っている。
ぴぴぴぴ。
私の目覚まし代わりの携帯が鳴る。あー。起きなくちゃぁ。
子ども達はその音を合図に交替で寝室に来ては
「おかーさんおはよー」
と声がけしていく。はぃはぃー。起きるよー。
ごそごそごそ。
寝室から出て行った子ども達は、今度は家中を走り回ってはしゃいでいる。
あのね。今日は普通の幼稚園の日だから、走るよりも前に着替えて欲しいのよね。
暫らく黙って放っておいて。私は私の着替えをして飼猫氏が会社に持っていくお握りを握ってからコーヒーを淹れる。まだ走っている。
走り回っている子ども達のところへ黙っていく。ちょっと低音の声。
「すぐに二人とも、靴を履いて外に出なさい」
案の定、二人ともパジャマのまま。
「いやー」
と2号が言う。うるさい。すぐに二人とも外に出なさい。走るのは外の約束だ。
問答無用で家から放り出して。あー、ちょっと静かになった。
「全く。二人ともまだパジャマ脱いでもいないのよ」
というと布団の中から飼猫氏が「うん。見てた」と言う。
ジャンパー着てないけど、まぁちょっとくらい風邪ひいても、少しは懲りて、朝6時から家の中を走るのは止めてくれるといいな。
5分くらい様子を見てから外に出て行く。
二人とも、パジャマのままでそれはそれは幸せそうに走り回っている…(がっくり)
そうだよねぇ。体力有り余ってるもんねぇ。でもせめて、起きたら着替えて欲しいんだよ…。
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