電車の中。
突然、2号が泣き出した。ふむ?何があったの?
─ どこか痛い?と訊いても黙って首を振る。
─ 何か哀しいことがあったの?と訊いても黙っている。
─ 何か言いたいことがある?と言うとウン、とうなずいた。
「あれ…」
指差した先には、先ほど床に落としてしまった飴のカケラ。
そうか。食べたかったのに落としちゃった。
代わりを口に入れてもらったけど、それも食べちゃった。
落ちていた飴のかけらを見たら、「落としていなければ食べられたのに」と思って急に哀しくなっちゃったわけね。
落としたときには確かに残念そうではあったけれども、代わりを口に入れてやったらおとなしくなったので、母さんはもう気にしていないかと思ったよ。
…2号。やっぱりお前は面白いなぁ。
この記事に対するコメント[2件]
1. ジムシー — December 24, 2006 @17:48:53
2号君に見習って嫌いな食べ物をなくさないと・・・。
Yumikoit December 27, 2006 @10:15:34
うちで一番好き嫌いのないのは、1号だったり♪
この記事に対するコメントは締め切られています