腎シンチってのは、腎臓の機能を評価する検査のこと。
検査は、点滴で造影剤をいれつつ検査台の上で40分間動かずにいなければならない。
1号がこの検査を前に受けたのは、2号が生まれる寸前だったからもう4年近く前のことになる。
前回は、私も2号の出産前検査があってそちらの受診と同じ日に、1号の腎シンチを受けたので飼猫氏が付き添った。
今年も飼猫氏に休みを取ってもらうが、付き添いは私。
土曜日に1号が熱を出していたので、検査を受けられるかどうか訊いてからじゃないと検査を受けられないだろうと思ったからなんだけど。
それでも飼猫氏に休みを取ってもらったのは、2号の子守り。
だってねぇ。40分も動けない1号の周りで、2号がウロウロしていたらやっぱりまずいじゃないですか。
しかも4年前とは違って、今回は1号は導眠剤なしで検査を受けるので、周りがざわざわしていたら一緒に動きたくなるに決まっている。
とりあえず飼猫氏に病院まで送ってもらって、泌尿器科の担当医に検査を受けてもよいことを確認。小児科に移動して1号の手に点滴を入れてもらう。
1号は点滴の針がすごく怖いらしくて
「(処置室に)一緒に行って」
と言われたけれども、これは病院の方針。頑張ってらっしゃいねぇ。
「じゃぁ、ボクが(処置室に)入っている間、ここで"頑張れ"の踊りしてね! 」
─ 踊りって踊りって…このたくさん 人が座っている待合廊下でですかっ?
幸いに、1発で点滴は入り、今度は地下の検査室へ。
まずは体内に点滴が充分にいきわたるまで20分ほど待機。
検査は大きなベッドで行なう。
検査技師さんに身体の位置を充分に決めていただいて、検査台の上のベッド上できちんとデータが取れるようにベッドの位置を調整。
話したりはいいけれども、顔を掻きたいとかそういうことも技師さんの手を借りるように言われて1号はかなり緊張。私は持ってきた童話を1号の枕元で読んでやる。10分ほどすると「トイレ行きたい…」
検査の直前に一回トイレに行ってるんだけど。そうねぇ、利尿剤も入ってるしね。でもまだ充分な検査データが取れていない。もう少し頑張って。
5分おきに時間を訊く1号。20分、30分…35分でようやく許可が出る。
咳が少し前から出ている。
トイレについて用を足すと、咳が止まらなくなった。
「何でこんな咳が出るのっ」
と1号がいらいらする。トイレで、少し吐く。
排尿後のデータを取るために、あと2分、検査台に乗らなくてはいけない。
─ 何とか無事、検査終了。
検査が終わって点滴を抜くときにはまた泣いたけれども、でもそれが終わると急にほっとした顔になって、病院内の廊下も走るのを止めるのが困難なほど、のびのびとした顔になる。よく頑張ったね。1号。
2000年生まれの長男1号はドッジボール→バスケ→ラグビー野郎
2002年生まれの次男2号は剣道男子→今はなんかヲタとかクイ研とか色々。お父さんは飼猫氏。
日常と読書の記録。
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この記事に対するコメント[4件]
1. はと — August 23, 2006 @09:32:13
ちょっとお子さんでは怖いかもしれません。
1号君もよく頑張りましたね。
Yumikoit August 23, 2006 @12:12:47
腎シンチの場合には痛いのは普通の点滴を使うだけなのですが、骨の場合には造影剤を入れるのに痛みが伴いそうな気がします。大変だったのではないでしょうか。
周りのモニタとか、検査に必要な様々な機械群に物々しい雰囲気を感じたのはあるかも。
<私から見るとまるで大学の研究室のような雰囲気なんですが。
3年ぶりだったので以前の記憶もなくて余計に怖かったかもしれません。
何はともあれ終わった終わった
3. 貧乏神 — August 23, 2006 @20:57:27
普通、腕の血管に造影剤を打つらしいんですが、
腕の血管が中々でなくて、足の甲にある血管に打ちました。
かなり痛かったです。刺した瞬間 うっ! と言ってしまうくらい。
その後、機械(MRIだったと思う)の中で40分間動かずにじっとしていましたが、
かなり辛かったです。検査後はちょっと気持ち悪かったです。
Yumikoit August 28, 2006 @11:50:53
足の甲に打ったということは、手の甲でも駄目だったんですねぇ。
打ち直し、何回かかったのでしょう。大変でしたね。
足は、私自身は経験がないのですが、1号は赤ちゃんの時に経験があります。検査用じゃなくて入院中の持続点滴でしたので、オムツ換えが大変で死ぬかと思いました。座浴も事実上できなかったし。
頭の検査、というと検査するだけで心配になりますね。
でも今はお元気なご様子。何よりでございます。
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