高校時代からの友人I家と約束があるので、私の実家を、朝食後すぐに発つ。
隣の県との県境付近に火力発電所があり、公園と児童館が一緒になったような子ども用スペースがあるという。
この辺りで私は大きくなったんだな。実家が引っ越している身としてはめったに来ない懐かしい風景でもある。
I家のお嬢さんは小学3年生と年長、そして来年年少になる3人組。
1号よりも10センチも大きい次女ちゃん。やはりI家のお嬢様方はビックであった。と思わず納得。
最近大病をしたI夫人と4年ぶりの再会でもある。
思ったより元気そうで嬉しい。
帰り際に長女ちゃんが私にこそっと言う。
「あのね。大きくなったら1号くんは次女ちゃんと結婚すればいいよって言ったんだよ。
そしたら、次女ちゃんはクラスに他に好きな子がいるんだって」
隣ではにかみながら聞いている次女ちゃんに
「じゃあ、大きくなったらもう一度考えて、お返事聞かせてね」
というとこっくりとうなずいてくれた。可愛いなぁ。
クルマの中でその話を話すと、クールに無言で流す1号。
「ボクは三女ちゃんがいいなぁ」
とにっこりと2号。
大急ぎで移動。飼猫氏の実家の墓参りのあと、本家にご挨拶に行くと飼猫氏の従妹がお嬢さんを連れて遊びに来ていた。
1号2号からするとハトコである。
2号よりも1学年下のお嬢さんに「一緒に遊んできてごらん」とけしかけると、2号は先ほどI夫人から頂いたビーズ細工のネックレスを見せ、延ばしてみせたりして気を引く。思わず手を伸ばすハトコに貸せない様子を見せたので、私が手に巻いていた同じビーズ細工を渡すと大喜び。
二人でにっこりと遊びだす。
おまえ。女の子の気を引くの、うまいなぁ。
Comments