ゆきのゆみこ文・くすはら順子絵
出版社 ひさかたチャイルド
発売日 2004.12
価格 ¥ 1,050(¥ 1,000)
ISBN 4893256289
1号が欲しがるので、「にほんごであそぼ」カルタを買った。自分で読める読み札は、自分で読んで自分でカードを取る。得意げ。めんどくさい長い読み札はこちらによこしてくる。
ついでに?読み札に出てくる文章の意味とかちょいちょいと話してやる。
その中に、十二支の「ね うし とら う…」があった。
「1号は辰年ね」
と言うと「たつ?なに?」「竜のこと」「ボク、竜の年なの!?」
なんていう会話をしていたので、図書館に行った折に
「これ、十二支のお話ね」
とこの絵本を指差して言ったら、興味を持ったらしい。
「ボク、これ借りる!」
というわけで今晩は十二支のおはなし。
ねずみが猫に、集まる日をわざと間違って教える有名なくだり。
牛の背中に乗って楽をして一番をとるくだり。
「ねずみ、いいなぁ」
「あら。じゃあ1号はねずみくんみたいなお友だちが好き?」
「…きらい」
犬とサルがけんかをしながらやってきて、鶏に仲裁してもらいながら門をくぐる。
「犬とサル、ちょっと悪いね!」
などと結構やり取りを楽しんでいる様子。
最後のねずみと猫のケンカは、うひひと笑って読んだものの、読み終わると
「ボクこれ、ちょっと嫌い」
と言う。なんで?
「ねずみが一番になるところがいや」
ふぅん。やっぱり一生懸命正しく努力した人に、成果を与えて欲しいのかな。
「ねね。ボク何年?」
「辰年。竜だね」
「竜、いい子だった?」
「神さまのお使いだもんね。ヘビさんに、背中に乗ってく?なんて声をかけて、いい子だったね」
「2号は?」
「午年だよ」
「うまさん、ひひんひひんって足が速いねぇ。おとーさんは?」
「うさぎ」
「母さんは?」
「戌年だよ」
「いぬ?サルと、ケンカばっかりしてて、ちょっとよくない子だったね!」
…ええい、うるさいっ。
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