藤本 四郎作・絵/佐竹 夕起子作・絵
税込価格: ¥683 (税抜: ¥650)
出版:ポプラ社
ISBN:4591021769
発行年月:1986.9
働きすぎの消防車。カンタくん。
ちょっと待てー。働きすぎって、それは町がでかくなるのに合わせて、町内の消防署分署とか消防車の設置台数とか消防署員の人数とか増強すべきなんじゃないのっ。とか最初からツッコミを入れたくなる設定。
とうとう「しばらく休むように」って、田舎町の消防署に飛ばされちゃったカンタ君と、消防署員の林さん。もう一台ポンプ車が居るとはいえ、そんな問題のある消防署員&消防車を押し付けられるのは迷惑じゃありませんかー。とか。
半年ものんびりするうちに、カンタくんも元気が出てきたのかな。
さて山も赤く色づいてきたある日。急に「山が火事だ!」とカンタくんと林さんが飛び出して行っちゃった。
「ありゃ紅葉だろう。やっぱりノイローゼが治ってないんじゃないの?」と笑うポンプ車たち。
しかしほんとに山間の小学校が火事で…。カンタくんたちは立派にお仕事ができて、小学校の火事もひどくならないで済みました…という内容なんだけど。
1号は先日消防署員の方の好意で乗せてもらった消防車が嬉しくて、消防車が出てくる絵本もニッコニコ。
オトナの視点で見ると…田舎町で居場所を見つけたカンタくん。それはそれでひとつの生き方だけど。なんかかなしぃぞぉ。とか思いながら読みました(^_^;)
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