雪が思いっきり積もっている。でも3歳児健診である。
幸いに会場は歩いても10分程度の保健センター。運転をしない私にとっては幸いである。
健診は午後からなので、1号は延長保育。延長保育は1年ぶりだなぁ。1号は余り延長保育好きじゃないから。念のために仲良しのお友達に一緒にお預かりをお願いする。
裏道のあまり雪かきのされていない道を歩く。
「2号、黒い道を歩いてね」
黒い道。雪に覆われていない、アスファルトの透けて見えるところ。
エメラルドの道だったら素敵なのにな。まぁそりゃ無理か。
身長:99.1センチ。
体重:17.8キロ。
…この間プレクラスで測ったのは誤差じゃなかったのか!?
体重多め、との警告を受ける。
まぁ肥満にはまだ余裕があるので家庭内で親が気をつけてやるだけでいいらしい。よく食べるもんねぇ。
虫歯なし。茶渋がついているのは飲み物などに気をつけて、歯医者などで取ってもらうことも可能。
栄養相談。
まぁ好き嫌いも(余り)ないし、たくさん食べます。盛られた食事は全部食べようと努力します。
問題と言うと食べるのが遅いのと、1号が食べ終わるとすぐに気がそれちゃって、と言うと
「お兄ちゃんに余り急いで食べないでね、と言い添えては」
と言われる。すみません。兄貴も食べるのがすごく遅いんです。
保育相談。
傍若無人で、兄貴が一生懸命片付けようとしているときでもおちゃらけてこちらの言うことを聞かないことが。などと家での様子を話す。
1号の性格、2号の性格…。
「…5歳の子にオトウトの髪の毛まであらわせるんですか!?」
─ あ。やっぱり驚かれます?
「そ、それはおにいちゃんに余り手伝いをさせすぎでは…もっと弟の世話なんか焼かなくていいので、子どもらしさを大切にしてあげてください」
─ うーん。本人もやることが「オトナみたい」と喜んでいますし、誇りに思っているようです。でもそのあとの1号の洗髪は「赤ちゃん洗い」なんですよね。
吹き出す相談員の人。
「そういうところを大事にしてあげてくださいね」
…なんか相談のポイントがずれてきたなぁ。
「まぁほかのヒトに聞いても同じ意見が出てくると思うんですが、2号くんの場合、本当に危険なことだけに叱るポイントは絞って、他はもっと自由にさせてあげてもよいと思います。
こうあって欲しい、と余り行動を制限すると、せっかくの自由奔放なよいところも型にはまって抑圧されますから…」
─ すみません。やっぱりそれって、2号はオオモノだからサルのまま野放しに育てるのがよいと言うことなんでしょうか
やっぱり余り育児に悩んでいるとは受け取ってはもらえなかったようです。
まぁ確かにそんなに差し迫って悩んでいるとはいえないんだけど。
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