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- INTEL i8259
- PIC (Programmable Intrrupt Controller)
- i8080、i8085、x86ファミリー
- DIP28P
i8259は8080/85用に設計された割込みコントローラです。i8259は i8214が事実上 RST割り込みしか
使用できないのに対し、CALL命令をサポートしたことでシステムにおける割込み元を大幅に増加しました。
i8259は後日Aバージョンとして改良され、8086/88用のベクタ割込み機能をサポートしました。
i8259の特徴として、
- 8レベルの優先付き割込み信号をサポート
- カスケード接続により最大64レベルまでの割込みをサポート
- 割込み時に8080/8085用の CALL命令を発行
- 割込み時に8086/8088用の 割込みベクタを発行 (Aバージョンのみ)
があげられます。
i8259はその後、x86系における標準割込みコントローラとして80286→386→486→Penitumと
大変長い間使用されました。Pentium、 IIやIII、IVになっても 8259単体ではなく Chip Setの中の
コンポーネントとして利用されつづけています。
右はINTEL社製の 8259A。
このページの8259Aに比べ、マーキングのCopyright年が 1980年から
1976年と1985年に増えてますね。
右はNEC製の8259 ノンAバージョン。
古い丸い封止のセラミックパッケージ品です。