404 Smart Card (メーカ不明)
Smart 404全景 ・主な仕様
  CPU : i4004 Colock (740KHz)
  ROM : i4702A ×2 512byte
    → 最大1KByteまで拡張可能
  RAM : i4002-1 80word (320bit)
  I/O : 無し
  I/F : カードエッジ型22Pコネクタ
  寸法 : 113 × 90 mm


 米国製でメーカ不明の i4004応用製品です。
主な仕様を上に示しましたが、後期の i4004応用製品としては基本に忠実な構成です。

i4289 メモリーコントローラ周辺  右はCPUとメモリーコントローラ i4289周辺。
上の白い石が i4289、右下の黒い小さい石が i4004です。
左下の石は i4002-1 (RAM)です。
 i4004で汎用のメモリーを使用するのは実に大変でした。
この i4289が発表されて、設計が容易になり、
このボードのように実にスッキリとなりました。


CPUとクロックジェネレータ  左はCPUとクロックジェネレータ周辺。
このボードは クロックジェネレータとして i4201を使用しています。
 水晶発振子に 5.185MHzを使用し、それを7分割してCPUクロック
740KHzを作り出しています。
 蛇足ですが、この辺のINTEL社は 8224の9分割等、すっきりとしない
分割が好きだった?ようです。

 水晶発振子の上にある黒い石が、ROMのアドレスデコーダです。


 このボードでは、プログラム格納用のROMとして、i1702型のP-ROMを
最大4個、1KByteまで搭載できます。
実際このボードには2個の i1702Aが載っていました。

 このボードに搭載されている ROMは正確には i4702Aですが、
これは i1702Aと全く同等品です。
 INTEL社は 汎用のメモリーの型番を変えて、CPUファミリーの一部に
含めることが良くありました。
 例えば、i2708が 8080ファミリーの i8708等があります。


秘宝館 その他へ戻る。