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- ROCKWELL R65001EB1 (8bit CPU)
- Address bus 16bit, Data bus 8 bit.
- DIP40P、Clock 1MHz、2MHz.
- N-MOS トランジスタ数 不明.
- 1979年?発表.
Rockwell社は6502のワンチップマイコンバージョンとして、R6500/1シリーズを開発しました。
R6500/1シリーズは、6502 CPUに次の機能を付加し1chipに集積したものです。
- 2048byteのMask ROM
- 64byteのRAM
- 8bitの汎用I/Oポートを4組
- 16bitのカウンタ/タイマーを1組
- クロックジェネレータ
R6500/1シリーズはMask ROMで供給されましたが、Mask ROMでは開発時にプログラムの変更ができないため、
このR65001EB1のように外部にROMを接続して使用するデバイスが用意されました。
外部にROMを接続する方法としては、INTEL 8048系のようにI/Oポートを時分割で外部メモリーの
アクセスに使用する方法や、パッケージに工夫しROMをそのまま載せて使用できるものがあります。
R65001EB1は40Pinの通常のパッケージの上に、ROM用の24Pin ICソケットが搭載されています。
このようなパッケージをビギーパックと呼びました。
ビギーパックパッケージはMask ROM版とROMの部分を除き全く同一に使用できるため、
デバッグ時に重宝したものです。
しかしながらパッケージコストが高くなってしまい、気楽に使用できないのが難点でした。
R65001EB1は2716型のEP-ROMをROM用のICソケットに接続して使用します。
右は斜め上から見たR65001EB1