MK38P70 ビギーパックパッケージ
MOSTEK MK38P70 (8bit CPU)
DIP40P、Clock 2MHz、4MHz.

N-MOS トランジスタ数 不明.

1979年?発表.


 MK3870シリーズはFairchiid社のF-8をMOSTEK社が完全な1chip CPUにした製品です。
F8は最小構成でもCPU(3850)とPSU(3851)が必要でしたが、これを1chipにして使いやすくしました。
その代わり、外部メモリは使用できなくなりましたが、組み込み用途に限定すれば特に支障はありませんでした。

 MK3870シリーズの特徴としては
 MK3870の製品構成を以下示します。
 MK3870ファミリーには姉妹品として次の製品があります。


 MK38P70/02はMK3870シリーズの開発用パッケージでROMを載せることができる
Piggybackパッケージになっています。
斜め前から見たMK38P70/02  MK38P70/02には2716型、2758型、
2516型、2532型のEP-ROMが使用できます。
 MK38P70/02はROMが外部あるほかは、MK3870/42と
機能やピン配置など完全な互換性があります。
 MK38P70は最終的な製品に組み込んでデバッグできるため
評価用として便利で、また少量の製品の場合はマスクROMを
起こさないで済むので便利なデバイスでした。
しかし、パッケージコストが高くなかなか使用できないのが 難点です。
この点、INTEL社の8748シリーズの方がEP-ROMを内蔵しているので
気軽に使用できました。



MK3870シリーズDATA BOOK  MK3870シリーズの技術資料をいくつか。
 左はDATA BOOK。この他にプログラミングマニュアルも持っていましたが、
残念ながら引越しの途中で紛失してしまいました。
ちなみにDATA BOOKの中身は英文。


MK3870シリーズのパンフレット  これはDATA BOOKと一緒にもらったパンフレット。
MK3870シリーズの特徴と構成が書かれています。
広げると新聞を広げた大きさになります。


MK3870/10の説明  中は左のように各製品の特徴と
Die写真が載っていました。
左はMK3870/10です。



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