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- INTEL 4040 (4bit CPU)
- DIP24P、Address bus 12bit, Data bus 4 bit.
- Clock 0.75MHz.
- P-MOS 設計ルール、トランジスタ数 不明
- 1972/4/1発表
Intel社が i4004の改良版として発表した4bitCPUです。
i4004から次の点が改良されました。
- 命令がi4004の46個から60個に拡張された。
- 割り込みがサポートされた。
- スタックが3レベルから7レべルに拡張された。
- スクラッチパッドレジスタにインデックスバンク1が拡張され、8個のレジスタが追加された。
- シングルステップ用の制御信号が追加された。
- 外部ROMの選択信号(CM ROM)が2本(CM ROM1,0)に拡張された。
以上のようにi4040はi4004に比べ大幅に拡張されましたが、このころになるとTI社のTMS1000の様に
4bitCPUはワンチップ化の流れが始まっており、i4004ほどのインパクトは無かったようです。
製品例としてはPRO-LOG社のROMライターが割と有名です。
PRO-LOG社にはi4004/i4040テスターなんて製品もありました。
PRO-LOG社はその後、DATA-IO社となり数々のROMライター製品を世の中に送り出しました。
ちなみに写真のi4040は1975年の25週の製品です。
左の2つはフレーク社のデータ収集基板に付いていた4040。
上から1975年52週品と1980年43週品です。