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- INTEL i8089
- iAPX86/88用I/Oプロセッサユニット
- IOP (Input/Output Processor)
- iAPX86/88ファミリー
- DIP40P
iAPX86/88ファミリーにはi8089という、I/O処理を専用に行うプロセッサが用意されました
i8089はCPUとは独立してI/O処理を行い、その結果をメインメモリーに返します。
このため、従来CPUが関与していた処理を分散化でき、システム全体の性能が向上します。
i8089は分散化I/O処理を支援するため、次の特徴を備えていました。
- 独立した2チャンネルのI/Oチャンネルを持つ
- 強化されたDMA機能
- 1MByteのアドレス範囲
i8089はiAPX86/88とは全く異なる独自の命令体系を持ちます。
i8089は残念ながら、あまり使われなかったようで、その使用例もほとんど聞きません。
パーソナルコンピュータへの応用もSEIKO社に幾つかあったようです。
この手のI/O専用プロセッサーはINTEL社に限らず、ほとんど成功していないようです。
左は富士通製の動作速度8MHz版。
8089はこの富士通製とINTELオリジナルしか無いようです。